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第152号 2017年4月28日号

「戦中・戦後の労苦を伝える戦後世代の語り部育成事業」第七回講義の開催

 

 今回は、前回に引き続き、証言映像シアターにて9種類にわたる部位別の証言映像を紹介しました。一口に受傷部位といいましても、単発的なものではなく、ほとんどが複合的なものとなっています。特に砲弾の破片で負傷した方は、複数個所の負傷になっている場合も多く見受けられます。当館では、情報検索コーナーで部位別でもわかりやすく紹介されているため、「語り部」では、特に症状が顕著な部分を代表例として選定し、それらのうちの代表的なものを1点ずつ9作品の映像を紹介しました。
 映像では、いずれも過酷な戦場での負傷で、思うような治療を受けられず、時には麻酔なしでの治療で気絶するなど、様々な体験を赤裸々に話しています。それは、戦時中だけでなく戦後の混乱期、そして今日に至るまでの思いを、体験者であるがゆえに語れる部分を紹介しています。この中には、証言者ご本人だけでなく、それを支えた妻や家族の思いも含まれています。こうした支えがあったからこそ、戦争が原因で負傷や病気となり、時には手足の切断などによって補装具に頼らざるをえなくなっても、戦後を生き抜いてくることができた実体験が語られています。
 証言映像を通して、証言者が自身の体験を「語る」ことによって、それぞれの戦争に対する思いを観てもらいました。    

 

<研修風景>


映像説明(於当館映像シアター)


映像上映(於当館映像シアター)