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第190号 2018年11月27日号

「語り部育成事業」報告(10月)

 

 ◆1期生「講話発表(1)」 2018年10月6日(土)
 今回は研修生3名が発表しました。講話発表では当事者である証言者の意識と語り部との意識の相違を明確にする必要があるということを確認しました。
 また、印象的だったのは「語り部の存在意義」や「語り継ぐことの意味」についての疑問に対する研修生同士のアドバイスや意見でした。語り部は、証言映像や展示物とは違い「人と人とのコミュニケーション」ができるため、語ることで聴く人に訴える力があるという意見には研修生全体が納得していたようです。


講話発表(1期生)

 

 ◆2期生「ミニ講話発表とテーマ別証言映像解説」 
  2018年10月13日(土)
 研修生1名がミニ講話の発表を行いました。戦傷病者の労苦以外にも、傷病に関する事件や法律などを紹介した発表は非常に丁寧でした。
 証言映像視聴では、上肢(腕)を切断・負傷した方4名を紹介しました。右腕と左腕での切断の違いや、切断部位による可動域の違いについて解説しました。
 片腕でも農業が出来るように作業用義手に鎌を溶接した方や、片腕を失いつつも義手をつけずに教育に生涯を捧げた戦傷病者の思いなど戦傷病者一人一人の背景と労苦を読み取っていきました。
 研修生からは、「義手をつける生き方、つけない生き方、その選択は職業のみならず戦争や軍人としての立場に対しての意識の違いがあると思った」との意見が出されました。


証言映像視聴(2期生)

 

 ◆3期生「戦傷病者の救護・医療」 2018年10月20日(土)
 第二回目となる今回の講義は、元陸上自衛隊医官の尾立貴志講師をお招きして戦傷病者をとりまく医療制度や、戦場における救護などについて学びました。
 はじめに尾立講師より、概要の説明を行った後、研修生とのディスカッション形式で進行しました。今後、戦傷病者の労苦を語り継いでいくうえで、戦場医療の知識がとても重要となります。研修生にとって今回のテーマは、今まで学んだことのない内容であったため「知らない用語が多く出たので、自身で学習していきたい」といった意見が出されました。


講義風景(3期生)