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館だより
 
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第189号 2018年11月6日号

「語り部育成事業自主学習」報告(9月)

 

 ◆田沢製作所の施設見学 2018年9月19日(水)
 語り部研修生の「義肢の製作工程について学びたい」という意見から、平成29年度春の企画展関連の講演会で講師としてお招きした田澤康弘さん(株式会社田沢製作所 顧問)にご案内いただき、施設見学を実施しました。
 1期生、2期生の研修生合わせて6名が参加しました。義肢・装具の歴史に始まり、戦時中から現在までの義肢の性能の違いや技術の進歩についての説明を受けました。研修生からは質問が次々と出され、問答形式で行われました。
 施設の見学では、実際に製作している義肢・装具について学びました。田沢製作所では使用者のリクエストに応えた製作に取り組んでおり、様々な工夫を重ねた開発がなされていました。印象的だったのはイラストが施されていた子ども用の義足です。機能性だけではなく、心のケアも盛り込まれているように感じました。
 義肢・装具は、体の一部を代替する役割を担っているので絶えずメンテナンスを行う必要があり、その都度使用者に金銭的な負担が掛かるということも話され、使用者を支える制度の重要性も学びました。
 戦中・戦後の義肢は現在の義肢に比べて、必ずしも一人一人のニーズに応えた作りとはなっていませんでした。今回の施設見学を通じて義肢・装具という側面から戦傷病者の方々の労苦を改めて考え直すことができました。

 


施設見学(田澤泰弘氏案内)


施設見学(陽性モデルの修正)