天皇陛下御在位30年記念行事の一環としてしょうけい館では、「平成21年に両陛下が当館に行幸啓されたときの御写真」と「昭和40年の皇太子時代の箱根療養所へのご慰問の記録写真等」を展示しています。


展示室入口

天皇皇后両陛下 しょうけい館ご視察(平成21年1月19日)の御写真の展示

 平成21年1月8日、日本傷痍軍人会役員冨樫賢太郎氏が両陛下に拝謁し、21日に開催される同会の全国大会(東京大会は5年に一度、武道館で開催)などについてご説明申し上げました。その際、「しょうけい館」が3年前の平成18年に開館したことをご報告し、両陛下より深いご理解を賜りました。
 皇后陛下は、館の図録に掲載された「受傷時のメガネ」にご注目になられた以降、13日に宮内省から両陛下の御視察を戴けるとの特別な思召しの御配意が伝えられ、19日、両陛下の当館への御訪問が急遽実現致しました。


皇后陛下がご注目された受傷時のメガネ

当日、皇后陛下からメガネをかけていた方の安否についてご下問があり、お元気の旨申し上げると、「それはよかったです。」とのお言葉をいただきました。この「受傷時のメガネ」は現在も常設展示しています。両陛下のご視察の御写真を2階展示室各所に展示しています。

皇太子時代 箱根療養所ご慰問(昭和40年1月29日)の御写真等の展示

 昭和39年、東京オリンピックに引き続き開催された東京パラリンピックは、皇太子ご夫妻のご臨席を賜り開催されました。
 この大会には、当時日本で唯一の戦傷脊損療養所であった箱根療養所から20名の入所者が選手として車イスで参加し、選手宣誓をした青野繁夫さん(戦傷病者)をはじめ皇太子ご夫婦に拝謁しました。
日頃より障害者への深いご理解を示されていた皇太子ご夫婦は、翌年の昭和40年1月に箱根療養所をご慰問されました。
 ご慰問のご様子を記録した写真などを、箱根療養所の展示コーナーでご紹介しています。


ご慰問関連展示
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2019年