従軍看護婦とは |
||||||
従軍看護婦とは、戦時において、内地(日本国内)の陸海軍病院、病院船、外地(日本国外)の兵站病院や野戦病院などに配属され、戦傷病者の救護・看護活動にあたった女性たちのことを言います。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦に派遣されたのは、日本赤十字社の看護婦だけでしたが、1919(大正8)年からは、従軍看護婦は主に以下の2種類に分けられました。 1)十字社救護看護婦*
*日本赤十字社では、正式名称は「従軍看護婦」ではなく、「救護看護婦」と呼びました。
2)護婦 (当初は、日本赤十字社養成者を採用することになっていましたが、次第に民間病院などの看護婦まで採用範囲を拡大しました。) ※海軍は独自に看護婦を養成することはありませんでした。
展示資料:『写真週報 第十七号』(1938年) ![]()
展示資料:「救護看護婦養成要覧」(1936年) |
||||||
戦時下の従軍看護婦の状況 |
||||||
男は兵隊、女は従軍看護婦 *呼び出しに応じて指定された場に集まることを言います。
「質」から「量」へ
従軍看護婦の応召
*日本赤十字社の召集状(赤紙)は、「応召ス」と「傷痍疾病〈事故〉ニ依リ応召シ難シ」のどちらかを選ぶことができましたが、応召できない場合には、医師の診断書や証明証を提出しなければなりませんでした。
展示資料:召集状(1938年) 無断転載はご遠慮下さい。
|
||||||