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S22-1シベリア珪肺~今も続く後遺症~(18分59秒)

満洲の戦車第一連隊に配属され、戦車の操縦手をつとめ、奉天で終戦を迎える。戦後はソ連軍にカザフアルマータの収容所に抑留され、昭和20年11月から昭和22年8月までチェケリ鉛鉱鉱山で坑内作業に従事。削岩機の係りとして粉塵の中を働いた。昭和22年10月に帰国。農家の長男として一家を支えていたが、昭和30年に珪肺に侵されていることがわかり、その後、入退院を繰り返し、現在に至る。

S22-2脊椎挫傷でも松葉杖で歩けるように(18分02秒)

郵便局で働きながら通信技術を学ぶ。昭和15年に結婚。17年に召集で水戸の第11航空通信隊に入隊。終戦を北朝鮮で迎え、シベリアに抑留。原始林の伐採作業中に巨木が倒れてきて下半身マヒとなり帰国。電気ショックによる機能回復の治療を受け松葉杖をついて歩けるまで回復し退院。一時郵便局に勤めるも再入院(温泉療法)。31年まで入退院の繰り返し後、自宅療養。松葉杖で動ける状態。生活を支えてきた妻は54年に急逝。子供を授かったことが何よりも嬉しい。

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