本展では、戦場で脊髄を負傷し、箱根療養所で車いす生活を送った戦傷病者を中心にその労苦を振り返ります。また、車いすそのものにも目を向け、当時の車いすの役割や、戦後のパラリンピックスポーツへの発展についても紹介します。
 先の大戦で脊髄損傷など重度の障害を負い、日常生活が困難となった傷痍軍人は社会復帰(再起奉公)がかなわず、箱根療養所で療養生活を送ることになりました。
 療養所での車いす生活は、戦中・戦後を通して医療関係者による専門的な療養ケアだけでなく、家族の介護と支援がなければ成り立たないものでした。そうした中で入所者は、竹細工製作などの作業に打ち込み、家族同士の結束も深めながら、戦後は傷痍軍人会の活動やパラリンピック出場に向けて意欲的に取り組んでいきました。

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会期: 令和2(2020)年7月14日(火)~9月13日(日)
会場: しょうけい館1階 企画展示室
入場料: 無料
開館時間: 10:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日: 毎週月曜日・8月11日(8月10日(月)は開館)

関連イベント

【証言映像上映】
内容: 箱根療養所で暮らした戦傷病者やそのご家族などの証言を上映します。
日時: 会期中毎日 10:00〜17:00
場所: しょうけい館1階 証言映像シアター
その他: 鑑賞自由・無料

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2020年