7月1日の開幕より約1ヶ月ほど経過した夏の企画展ですが、去る7月17日(土)には午後2時より第1回目のフロアレクチャー(展示解説)が実施されました。ここでは、展示解説に先立ちミニ紙芝居が本展担当者により上演され、参加者の注目を集めました。
「戦争にいった、水木しげるさん」と題されたミニ紙芝居にあっては、水木しげる氏(本名・武良しげる)の出征からニューギニアでの受傷、そして復員に至るまでの過程が、絵と平易な言葉で簡潔にまとめられました。もとより、紙芝居の上演は当館にとって初の試みでありました。
一方、フロアレクチャーにあっては担当からの詳細かつ平易な説明に加え、参加者が展示中の義足に実際に触れることも試みられました。この折の義足の重量は3キログラムですが、概ね持ち上げた参加者の予想重量はそれを上回るものでした。より重く感じる方々が多かった模様です。
なお、今後の展示解説とミニ紙芝居は、③8月14日、④同28日、⑤9月25日の各土曜の午後2時より実施予定となっております。皆様のご参加をお待ち申し上げております。もちろん、参加費用は入館とも無料です。
〔当館学芸員〕