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 令和2年1月5日(日)から令和2年3月8日(日)まで、1階展示室にてミニ展示「関係施設紹介展~南風原(はえばる)が語る沖縄戦~」を開催しています。
 今回は、沖縄県南部の南風原文化センターを紹介します。南風原文化センターは、沖縄戦に関する展示のほか、南風原の歴史や文化についての展示を行う施設です。「南風原の沖縄戦」コーナーでは、沖縄陸軍病院南風原壕の再現展示や体験寝台、手術台、町内の戦争遺跡から出土した遺物などが展示されています。
 沖縄陸軍病院南風原壕とは、南風原村(現南風原町)にある丘に構築された巨大な横穴壕で、激しい地上戦が行われる中で陸軍病院として機能していました。壕内には軍医・看護婦・衛生兵など約350名に加え、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の生徒(戦後、ひめゆり学徒隊と呼ばれる)222名が看護補助要員として動員され、多くの戦傷病者の治療が行われました。現在は全長約70メートルの貫通壕である20号壕のみが公開されており、南風原文化センターによって管理されています。
 沖縄陸軍病院南風原壕内で行われた戦傷病者の治療や看護の実態について、病院壕から出土した注射器などの資料(南風原文化センター所蔵)のほか、当館所蔵の関連資料や南風原壕での体験を持つ戦傷病者の証言映像とともに紹介します。

南風原文化センターHP


ミニ展示コーナー

病院壕から出土した注射器(南風原文化センター所蔵)
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2020年