1期生「語り部聴講(原爆体験伝承者)」
2018年5月12日(土)
くにたち原爆・戦争体験伝承者講話
語り部1期生が2年目(平成30年10月以降)に入るにあたり、研修生からは、すでに「語り部」として活動なさっている方のお話を聞きたいという要望が多数あり、国立市が行っている「くにたち原爆体験伝承者育成プロジェクト」の伝承者の方お二人に講話をしていただきました。
パワーポイントを使用した発表の仕方や、原稿を作成する際に苦労したこと、講話を行う上で注意していること等、研修生からの様々な質問にお答えいただきました。しょうけい館の伝承内容とは異なる点はあるものの、戦争体験の伝承者として活動なさっている方の講話は、研修生だけではなく、職員一同も勉強になりました。
研修生からは、実際に語り部として活動されている方の講話はとても参考になり、伝えるべき内容も分かりやすかった、との感想がありました。
2期生「証言映像 ~映像紹介②~」
2018年5月19日(土)
テーマ別証言映像の視聴
今回の語り部育成研修では、様々なテーマに基づく6つの証言映像の上映を行い、当館学芸員が解説をしました。一言に戦傷病者といっても、受傷部位や傷病の程度によって、肉体的な痛みも、精神的な痛みも異なっており、その労苦も人によって様々であることを確認しました。またその一方で、証言映像を収録した戦傷病者の方々は、皆前向きで明るいという共通点があり、不自由でありながらも精力的な生活を送っていることを説明しました。
研修生からは、戦傷病者の方々が、苦しみや怒り、悲しみを乗り越えてきたことに人間の奥深さを見る思いだった、との感想がありました。