令和4年3月15日(火)から5月8日(日)まで、春の企画展「残された言葉や声をたずねて」を開催します。
展示内容
戦傷病者は、戦中・戦後を通してさまざまな苦しみや辛さを抱えて生きてきました。彼らは、自身の体験を書籍や手記に綴ったり、映像で当時のことを語ったりしました。
その中には、印象的な言葉や声が残されており、戦中・戦後に体験した労苦が詰まっています。戦地での思いや、戦後も続く傷の痛み、これまでの人生を振り返っての心境など、さまざまな場面で発せられた言葉や声の数々。
戦傷病者の多くは既に亡くなられており、直接話を聞くことはできません。本展では、残された資料からその言葉や声に耳を傾けます。
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展示資料
摘出弾:体内から取り出した手榴弾の破片です。
小冊子:受傷した際に身に着けていた小冊子。ところどころ破れており、被弾したことがわかります。
腕時計:受傷した瞬間で停止しています。
【ある戦傷病者が残した言葉】
転がってきた手榴弾を見て、ハッと思った瞬間、
轟音と同時に天地が逆さになり
暗闇の中に落ち込むような感覚に襲われた。