このコーナーでは、明治時代以降、国は戦傷病者に対してどのような支援を行ってきたのか、国の援護政策と戦傷病者同士の支え合いのあゆみをお伝えしています。
最初の「援護のはじまり」では、日露戦争後に傷病兵のための国の施設として設置された「癈兵院」と、その後「傷兵院」と名称が変わったことを示すそれぞれの看板の複製や、乃木希典が考案したと伝えられる乃木式義手の複製を展示しています。
次の「援護の充実」では、日中戦争以降さらに増加した戦傷病者に対して国が支給した様々な種類の義肢や杖、失明者用懐中時計などを展示しています。
最後の「戦後のあゆみ」では、戦後の戦傷病者の援護施策を示す戦傷病者手帳や目症者に贈られた銀杯などを、その他に日本傷痍軍人会の歴史と、WVF(世界歴戦者連盟)などとの国際親善交流の歴史を、写真と映像で展示しています。