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 3月14日(火)より、企画展「戦傷病者を支えた女性たち」がスタートしました。本展では、従軍看護婦と戦傷病者の妻に焦点を当て、各々の労苦について関連する資料とともに紹介します。
 戦争でけがを負ったり病にかかったりした戦傷病者は、さまざまな労苦を抱えながらも、それを乗り越えて生きてきました。戦傷病者が労苦を乗り越えることができたのは、多くの人の支えによるものであり、中でも女性たちは、戦中・戦後を通して非常に重要な役割を担ってきました。
 従軍看護婦は、戦時において、日本国内の陸海軍病院、病院船、外地の兵站病院や野戦病院などに配属され、時に命の危険にさらされながらも傷病兵の救護・看護にあたりました。また、戦傷病者の妻は、身体にハンディを抱えながら生活する夫を支え、時には自らが一家の稼ぎ手となって働いた人もいましたが、周囲の人からはその境遇が理解されず偏見を持たれることもありました。このように戦傷病者と関わりがある女性はさまざまな労苦を経験してきました。
 本展では、元看護婦の方から寄贈された資料や体験記、戦傷病者の妻から寄贈された夫婦の労苦が読み取れる資料などを展示するとともに、本展で紹介している元看護婦と戦傷病者の妻の方々の証言映像も上映しております。
 詳しい展示内容につきましてはホームページでも見ることができますので、ご活用いただければと思います。


会場の様子

 

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2023年