戦後78年が経過しようとしています。戦争体験者の高齢化が進み、体験を語ることができる人がますます少なくなってきています。しょうけい館では、戦傷病者が体験された戦中・戦後の労苦を語り継ぐために、次世代の語り部による講話活動を実施しています。
3月には4団体、6月には1団体、7月には2団体に講話を実施しました。特に中学校、高校の生徒に向けて講話をする機会が増えてきており、若年層にも戦傷病者の苦労が分かるように工夫しながらお話しています。語り部の方は、これからも多くの方々に、講話活動を通して戦傷病者の生きてこられた証を語り続けていきたいという思いで取り組んでいます。
当館は7月31日(月)から休館しておりますが、語り部の派遣講話は継続して実施しています。申込方法などの詳しい内容は「次世代の語り部講話」のページよりご確認いただけます。皆さまのご予約をお待ちしています。
講話を聴講した方の声
- 一人の戦傷病者の生涯を聞いて、戦争のつらさやケガを負った人の苦しみを感じることができました。
- 丁寧に話してくださったのでとても分かりやすく、話を通じて戦傷病者の苦労がよく分かりました。
- 戦傷病者の苦労はもちろんのこと、現在とは全く違う社会情勢、人々の考え方なども背景に語ってくださり、理解が深まりました。臨場感のある貴重な語りでした。