令和4年5月10日(火)から7月10日(日)まで、1階展示室にて「ミニ展示〜失明戦傷病者の労苦〜」を開催しています。
戦争によって失明した戦傷病者「失明戦傷病者」は、手や足の受傷とはまた異なる苦労がありました。突然視覚を失うことは、以前のような生活ができない不自由さに加えて、精神的な苦悩や、光の戻ることのない人生に対する絶望感があったといいます。
戦時中は、「戦盲」すなわち戦争によって失明した傷痍軍人ということで、職業訓練や職業あっせんなど国の援護政策がありました。しかし、受傷前には当たり前にできていた日常生活が困難となったり、希望する職種へ就職できなかったりと、つらい生活を余儀なくされました。
今回は、「戦中・戦後の失明戦傷病者」と「眼の受傷と労苦」に焦点を当てて、彼らがたどった道のりを紹介いたします。
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