昨年、上田毅八郎氏より御本人の描かれた絵画をはじめ、多くの史料を御寄贈頂きました。現在、御寄贈頂いた史料は鋭意整理中です。
上田氏は軍艦のプラモデルの箱絵を描かれていた事で有名ですが、この度御寄贈頂いた作品の中には軍艦、軍用機、帆船などの乗り物を描いたものだけではなく、国内外の風景を描いたものも数多くあります。今回のミニ展示ではそのうちの一部をご紹介します。
期間:平成26年9月17日(水)~11月9日(日)
会場:1階展示室企画展スペース
上田毅八郎氏略歴
大正9年、静岡県に生れる。幼い頃より絵を描く事が好きで、よく乗り物をスケッチしていた。昭和19年11月、陸軍の高射兵として輸送船金華丸に乗船中、フィリピンのマニラ港で、敵機の攻撃を受け、利き手である右腕を負傷。これにより右腕は動かなくなった為、左手で文字や絵を書く訓練をし、塗装業を営む。昭和35年よりプラモデルの箱絵を描くようになり、昭和45年より画家専業となる。昭和50年代からは世界の帆船の作品にも取り組む。平成23年には総作品数約6000点となる。
【小景(しょうけい)第7号】