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 第81号でご紹介の通り、京都府傷痍軍人会より新旧の傷痍軍人会に関係する資料をたくさんご寄贈頂きました。 今回は京都府傷痍軍人会の「大会」に関する資料を紹介します。


京都府傷痍軍人会の大会関係簿冊

 日本傷痍軍人会の本部は1年に1回、「大会」を開催していました。前号で紹介した「感謝状」はその第2回目にまつわるものでした。(第1回全国大会に関する資料はまったく残されておらず、日本傷痍軍人会の刊行物に記載があるのみです。)支部(県や市町村の傷痍軍人会)も会員が高齢になるまでは1年に1回、大会を開催していました。
 この度、京都府傷痍軍人会並びに京都市傷痍軍人会の大会に関する資料をまとめてご寄贈頂きました。これらの簿冊の中にはプログラムや運営に関する文書が綴られています。同じ地域に住む戦傷病者同士、戦傷病者の妻同士、手を取り合い助け合ってきた傷痍軍人会の活動を知る為の貴重な資料です。
 尚、画像の簿冊の昭和50年、昭和53年の大会は日本傷痍軍人会の新聞『日傷月刊』にも掲載されています(第265、292号)。『日傷月刊』は縮刷版として刊行されており、当館の図書室にて閲覧できます。ご興味をお持ちの方はご見学の折りにご覧下さい。

 傷痍軍人会資料は公開に向けて整理しています。また、今後も精力的に資料収集を行っていきます。資料寄贈に関するお問い合わせはしょうけい館学芸課(03-3234-7821)まで。(資料寄贈のお願い)



【小景(しょうけい)第14号】

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2014年