2017年10月1日(日)、昭和館において「戦中・戦後の労苦を伝える戦後世代の語り部育成事業」第二期生の開講式を昭和館、首都圏中国帰国者支援・交流センターと合同で実施しました。
開講式終了後、しょうけい館に移動して当館常設展を見学し、「戦中・戦後の援護施策の変遷」の講義を行ないました。研修生からは「どういう文献を見ればよいか」などの基礎的なことや、援護の法律に関する具体的なことまで、多くの質問が出されました。
10月7日(土)には、一期生2年目(第13回目)の研修を開催しました。証言映像を視聴し、各自で原稿にまとめる作業(講話原稿の作成)を行ないました。今までは講義を受ける立場でしたが、これからは「語り部」として活躍できるための演習を行っていきます。初回でしたので、与えられた資料をもとに悪戦苦闘されていた様子でした。
演習後は、8月に施設見学した時のレポートを研修生に紹介してもらいました。発表者からは、自分で見学して感じたこと、思ったこと、当館と比較してわかったこと等々、様々な意見が出されました。聴いていた研修生からは、自分の見学事例と比較した意見・質問なども出され、これからが期待されます。