【お知らせ】しょうけい館は2・3階です。他の階はオフィスとなりますので立ち入りはご遠慮ください。

戸板を利用した応急担架

 戦傷病者の搬送というと、やはり担架に乗せられて、というイメージがあります。
 包帯所まで運ばれた戦傷病者は、衛生兵の応急手当を受け、軽症者は部隊に帰り、重傷者は担架卒が担架で野戦病院に後送します。
 担架卒は、担架に乗せられたままの戦傷病者を野戦病院に託し、空の担架を持って包帯所に戻ります。
 担架がない場合は、戸板や上着、ズボン、ロープ、天幕などの身の回りのものを使って、応急担架を作成します。いずれも患者を動揺させないための配慮がされています。


上着を使用した応急担架

 春の企画展「一刻も早く!」では、患者搬送手段の一つとして、様々な応急担架をご紹介する予定です。皆様のご来館をお待ちしております。

【小景(しょうけい)第27号】

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2015年