令和5年3月5日(火)から6月2日(日)まで、春の企画展「義手と仕事~戦争で手を失った戦傷病者~」を開催します。
展示内容
本展は、義手を使用していた戦傷病者の労苦を、仕事面に焦点をあてて紹介するものです。
戦争での負傷が原因で、やむなく手や腕の切断をし、義手をつけて生活を送ることとなった戦傷病者は、どのように義手を自分の手としていたのでしょうか。
当たり前のように動かすことのできた手が、戦争によって失われてしまい、その喪失感と向き合いながら、義手を自分の手として使い慣れるまでには、血のにじむような努力が必要でした。
今回は、義手をつけて日常生活の動作に慣れ、義手で仕事をするまでの道のりと、戦傷病者それぞれの仕事、場面場面での気持ちなどを、証言や手記を通して見つめます。
展示資料
本展では、戦傷病者から寄贈された義手を中心に資料を展示します。戦傷病者それぞれの仕事と、使っていた義手、特徴的な使い方について知っていただきたく思います。