テーマ別展示は、移転開館後から3月31日(日)まで、「箱根療養所」をテーマに寄贈資料を展示しています。
箱根療養所は、1940(昭和15)年に脊髄損傷となった傷痍軍人の療養施設として開所した施設です。箱根療養所の起源である廃兵院(のちの傷兵院)の成り立ちや、療養所の暮らし、1964年東京パラリンピックに出場した方などを紹介しています。また、当時の資料や入所者が制作した作品などを展示しています。
次回は、令和6年4月2日より6月30日(日)まで、「義肢」をテーマに寄贈資料を展示します。
当館に寄贈いただいた資料の中には、手や足を失った方が使用していた義手や義足、指を失った方のための義指が多くあります。身体の一部として使われた義肢、身体に馴染まず使われなかった義肢など、義肢は戦傷病者それぞれの人生の労苦を物語っているようにも思われます。ぜひ実物資料をじっくりご覧ください。