テーマ別展示は、10月1日(火)から12月27日(金)まで、「作品に込めた労苦」(後期)をテーマに寄贈資料を展示しています。後期では、上田毅八郎さんの水彩画と軍事郵便葉書を展示します。
上田毅八郎さん
海洋船舶画家として知られる上田毅八郎さんは、戦争中の怪我で右手の自由を失ってしまった戦傷病者です。戦後、戦死した戦友たちの鎮魂と、自らの体験を描き留めることが使命であると、軍艦や海の絵を描き続けてきました。
今回は、寄贈いただいた絵画のうち、病院船、軍艦、海、海外の建物などを展示します。なお、作品保護のため照明を暗くしております。予めご了承ください。
軍事郵便葉書
出征した兵士は、戦地や病院から、家族や戦友に宛てて自分の安否などを知らせるために葉書を出していました。今回は、寄贈資料の中から、家族に宛てた葉書と、軍隊生活を描いた葉書を展示します。受け取った家族の気持ちや、描かれている絵をじっくりと見てみてください。
次回は、令和7年1月5日(日)より3月30日(日)まで、「箱根療養所」をテーマに寄贈資料を展示します。
テーマ別展示は、年4回の展示替えを予定しています。開催日程、テーマはホームページの「館だより」にてご案内しています。