夏の企画展「戦傷病者の労苦(いたみ)のそばで‐“白衣の天使”と呼ばれた従軍看護婦たち‐」関連イベント「元従軍看護婦の戦争体験講話」を8月26日に開催しました。
講話者の桜井政子さんは、昭和16年に日本赤十字社救護看護婦となり、その後約2年半の間、内地だけでなく台湾・フィリピン・ニューブリテン島のラバウル・パラオに派遣され様々な体験をされました。

 

 講話会では、しょうけい館が収録した桜井さんの証言映像の上映後に、伝染病に罹り苦しむ兵士の様子や物資の少ない状況での救護・看護の大変さなどを語っていただきました。

今回の講話会に参加された方々の感想の一部をご紹介します。

 生でお話を伺える貴重な機会をありがとうございました。「生きて帰れるとは思わなかった、だから死ぬまで白衣は脱げないと思った」という桜井さんのお言葉に心が震えました。

 戦地の状況が分かりました。戦争は「してはいけない」と改めて思います。

 救護看護婦として各地で活動する様子が分かりました。

 今後直接お話を伺う機会は減っていくと思いますので、直接でなくても体験をつないでいく機会を作っていただきたいです。



企画展会期:平成29年7月19日(火)~9月10日(日)
関連イベント:【フロアレクチャー】学芸員の展示解説 平成29年9月9日(土) 14:00~14:30

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