令和元年7月17日(水)から9月8日(日)まで、夏の企画展「病院船~戦傷病者を還送した船~」を開催いたします。

展示内容

 病院船は、戦時において発生する傷病者または海難者を救助、治療することを目的とした船舶でした。
 日本では、初の対外戦争となった日清戦争以降、有事に際して陸海軍が民間商船を徴用し、整備・運用してきました。病院船は次第に中国大陸から太平洋諸地域に行動範囲を広げ、傷病兵の搬送、医薬品の輸送、派遣先での防疫などさまざまな任務に従事しました。
 本展では、資料をもとに病院船の活動の実態を紹介するとともに、病院船で搬送された戦傷病者にまつわる資料、証言をもとに病院船とはどのような存在であったのかについて考えます。

展示資料


戦傷病者が描いたスケッチ

摘出弾(横田肇氏)
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2019年